世界的に有名なゴッホ。
フランスにホームステイした時に、オルセー美術館で時間を忘れてゴッホの絵画の前で過ごしたことを思い出します。
ロダンの美術館では、日本をモチーフにしたゴッホの作品があり、とてもうれしくなったのを覚えています。

今回は、ブリスベンに期間限定で、珍しい体験型アート展があると聞いて、’子供と一緒に行ってきました。
会場に入ると360度の巨大なスクリーンにゴッホの作品が映し出されます。
クラッシック音楽のリズムに合わせて絵が次々に変わっていくので、視覚だけでなく聴覚も刺激され、とても新鮮な感覚で楽しめました。
そして、嗅覚も刺激するように、ゴッホの作品にあった香りが流れていました。
会場には、椅子などなく、好きなところで見ることができます。
子供たちも学校のアートの時間にゴッホの作品を見たことがあるようで、「星月夜」「ひまわり」など、知っている作品の時には「学校で習ったよ」と教えてくれました。
日本の浮世絵や桜が出てきたときには、これは何?と興味津々に聞いていました。
きっと、あまり興味がない人や子供なら、動かない絵の前に立っても数分で移動してしまうと思います。
でも、スクリーンにリズミカルに展開される作品なら、飽きずに楽しむことができますね。
1回1時間弱のプログラムでしたが、私は2,3回見ても飽きないだろうなと思いました。
これからの時代、五感を刺激するような美術鑑賞スタイルがたくさん出てくるんだろうなと思います。
従来の感覚から、ワンランクアップする視点も勉強になりました。
でも、いつかフランスに本物を見に連れて行ってあげたいなと思います。